Use your hands with heart,
Joy will come to your life.
韓国には「手の味」という単語があるそうです。キムチの味が家庭ごとに違う。
日本語では「手」という語と「味」という語。人の数だけ味がある!
About
私は2人の男の子を育てながらずっと働いてきました。
そんな中『キレる子供は食事で変わる』(千葉三樹男著 えい出版)を
座右の銘のように大切に考えてきました。
《どんなに忙しくても、子供たちにご飯と味噌汁とおかずといった食事を作る》
自分に言い聞かせ実際そのように行動してきたのです。
子供たちはすでに成人し、社会人としてそれぞれ健康にたくましく生きています。
私自身は頑張ってきて良かったなぁと思っています。
とは言え、皆そうすれば良いとか、そういうことが言いたいんじゃないのです。
2017年とある書籍に出会い衝撃を受けました。
マイケル・ポーランというアメリカ人ジャーナリストが書いた本です。
『人間は料理をする』上下巻。(NTT出版刊)
彼は言います。アメリカ人はどんどん料理しなくなっている。
それに反比例するかのようにテレビで食の番組が増えている、と。
現在の日本においても、
テレビやSNSを含めインターネットでやスウィーツやグルメが多々取り上げられ
また健康についても皆とても熱心に情報収集し、
糖質制限、アントシアニンを摂取する等 多くの人が夫々取り入れています。
マイケル・ポーランの書籍は、人間にとって、
料理することがどういう意味を持つのかを改めて問い直した本です。
グルメの話でもないし、どのように食べれば健康になるかと言う話でもない…
そこに何か看過できない大事なことがあると、夢中になって上下巻を読みました。
「手料理しましょう!」と呼びかけても、何も面白くないし、
子育て中の若いお父さんお母さんには「わかってるけど出来ないのよ!」と
怒られるかもしれません。
(気持ちは痛いほどわかります)
同じ年2017年、有志数名でこの「手の味ミーティング」をスタートしました。
手の味の面白さ、手の味の深淵さ。
ひとりひとり手があり、手の数だけ味がある…。
美味しいだけじゃない驚きがある。
“玉ねぎという素材があり(生産者さんありがとうございます!)
玉ねぎを炒めた時の甘みに驚く!“
単純化するとそういうことなのです。
きっとまだまだ、食まわりで驚くようなことがあるのです。
スウィーツが写真映えするとか、それも悪くないけれど
”自分の手の中で玉ねぎが変貌する”、その面白さを仲間と喜び合うこと。
そんな世界を広げていけたら、未来は決して暗くはないと思うのです。
イベントでお近くに参りましたら、ぜひご参集ください!
代表 松本 朋子(まつもと・ともこ)
ミルシルタス〔見る知る足す〕
ミルシルワタス〔見る知る渡す〕
スマホを左手に持ちながらの食事。いつからか、それがあたり前のようになっていませんか。
忙しい、面倒くさいと言って、数分で胃の中に何でもよいから入れる、そうなっていませんか。
目の前にある食べものをしっかりと見てその成り立ちを知り、感謝をもっていただく、
かつて当たり前だったことを、今もう一度、私たちは毎日の習慣にしたいのです。
「手から手へ、そして私の手。」
私たちは、好奇心をもって、食べものに何かを足してみたり組み合わせたり、“今日はそのまま食べよう”と思ってみたりできます。
もちろん料理をすれば最高です。最高でない日、忙しい日もミルシルタスだけは守りたい!
また私たちは、自分が食べておいしいと思ったものを、家族や友人知人に渡すことができます。
生産者の手は生産者の心。私の手は私の心。
手から手へ。そしてあなたはあなたの手で、何に触れ、何を口に入れ、何をヒトに手渡しますか?!
私たちの目指す世界
”クリエイティブで愛に満ちた世界~自殺のない世界~”
もちろん食だけで、すべてが解決できるとは考えません。
けれども、信じます。
たとえば夜に、カップ麺をひとりで食べるとして、
ちょっとネギをのせてみようとか、
ラー油をたらしてみようとか、
そんな人は次の日、自殺しないと。
望みます。
バタークッキーを2枚買って
美味しいからあの人に1枚あげようと
バックに入れる、
そういう人が次の日、自殺しないと。
クリエイティビティと愛に満ちた世界を
ここから創っていけると信じます。
「その人の人間性が手を通して現れるように思う。牛の世話をしていて、同じエサを同じ量与えても、スタッフによって牛の状態は確実に変わるし、牛乳の味も変わる。スタッフに、その”気持ち“の部分を教えるのは難しいのだけれど。今、チーズ職人としてがんばってくれているスタッフはすごくストイック。もちろんチーズも同じ原料、同じレシピでも味は驚くほど変わる。彼は貯蔵庫でじっとチーズを見て、位置を変えたりして動かして、慎重に熟成させている。本人はそれが楽しくてしかたないようだ。」
(有)高秀牧場 代表取締役 高橋憲二氏
「沖縄には、てぃあんだーということばがある。手の味。調味料や出汁の味ではなく、たなごころの味。心、思い、愛情の味。
このお店をはじめることになったのは、<自殺を思いとどまるおむすび>と言われていた、佐藤初女さんにおむすびのむすびかたを直接教えていただいたことがきっかけ。食べてくださった方が元気になれるおむすびを毎日むすぶことが私の幸せ。」
めぇみち 池 博美氏
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